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自己PRってどんなことを書けばいい?

「何をやってきたか」 「何ができるか」 「応募先では今後どうしていきたいか」 の3点を盛り込む

自己PRは、応募先によってセールスポイントを変えるとよいでしょう。
ありきたりの内容では、応募先の企業に十分にアピールすることはできません。
特に、増える一方のweb応募では、いかに自分を差別化するかが合否の分かれ目です。

文章は短く。段落ごとに改行して読みやすくする

売り込むのは、企業の求めるスキルや経験にマッチする部分を中心として具体的かつ簡潔に。
これまでの経験や得意分野、趣味や個性を検証し、キラリと光る応募書類を作成しましょう。

応募先によって書き変えるべきポイント

キャリアの整理

・どんな業界でどんな業務を担当したか?
・そこで果たした役割や成果、実績は?
・結果を導くために自分なりに工夫したことは?
・その経験によって得られたことは?

どんな経験を積んできたのか、これまでのキャリアを一つひとつ詳細かつ具体的に棚卸ししましょう。
その仕事を通じて、自分がどのように成長し、どんな貢献ができたかを整理していくのがポイント。
そこから、応募先企業が求める人材との接点を見つけ出してください。

書き方実例
3年間の営業職で「顧客深耕型」の営業スタイルを築いてきました。
顧客である事業主との密なコミュニケーションを心掛けることで、取引先の現状をいち早く察知、ニーズに応じた商品開発を多数実現し、毎年前年比10%の売上げ増に貢献してきました。

事業主からさまざまな経営哲学を吸収できたこと、強固な信頼関係を築けたことも、私自身の成長の大きな糧になったと思っています。
この経験を生かし、より深く提案営業を追求したく、御社の企業コンサルタントとして顧客に貢献し、成長していきたいと考えています。

特性の自己分析

・仕事に役立っている自分の長所は何か?
・人づきあいでの自分のポジションは?
・周りからはどんな人だと言われることが多いか?
・仕事をする上で心掛けていることは?

長所や短所を書き出して、自分の個性を発掘しましょう。例えば、人づきあいでの役割はどうだったか。なぜか会社の打ち上げや社内旅行では必ず幹事を任されていた――そんな経験は、段取り上手で気配り上手と周囲に評価されていた証拠。自分の性格がその仕事にどのような貢献を与えられるか導き出すのがポイントです。

書き方実例
前職では販売の仕事に携わり、人と接する喜びを知りました。
もともと人見知りで緊張しやすく口下手な性格でしたが、アフターフォローまで誠意をこめて接することで苦手意識を克服し、お客様にも喜んでいただけるようになりました。
今では、新規のお客様の約1/3が既存客からの紹介であることは、大きな自信につながっています。

資格や特技、自己啓発

・持っている免許や資格はどんなものがあるか?
・誰にも負けない技能や趣味は?
・それらを身につけた理由、背景は?
・自己啓発のために勉強した、あるいは勉強中のことはないか?

仕事のために受講した講習などはもちろん、趣味が高じて身についた技能や資格などがあればすべて書き出しましょう。
なぜそれが好きなのか、なぜ資格を取得したのか、その背景も整理しておくこと。
ブラッシュアップを怠らない前向きな意欲がアピールできるはずです。

書き方実例
webクリエイターとして、さらにレベルアップを図るべく、昨年「カラーコーディネーター」の資格を取得しました。終業時間が不規則なこともあり、限られた時間の活用法を追求するうち、業務を効率よく進める姿勢にもつながりました。
社内からはwebのクリエイティビティはもちろん、「誰よりも段取りが早く的確」との評価を得られるようになったことも大きな収穫です。
もともと、友人同士をつなげたり、人前で話したりするのが大好きな性格と、これまでのクリエイターとしての経験も生かし、御社でwebディレクターとしてさらにキャリアアップしたいと考えております。

仕事以外のアピールポイント

・オフでのサークル活動や人脈は?
・習慣にしている日課はないか?
・今もっとも興味のあることは?

職種経験が浅く、アピールしやすい実績がないような場合でも、仕事以外で自分を売り込める強みを探すこと。アフター5の活動や人脈、続けている習慣などはありませんか。
そこから得られた人脈や知識、考え方なども、立派なセールスポイントになります。

書き方実例
経理としての実務経験は△年と短いのですが、その間毎朝1時間、簿記の通信教育の時間にあてました。
続けるうちに気力も充実し、さらにステップアップしたいという意欲が強まりました。将来は経理のスペシャリストになれるよう、手始めに税務のスクールに通い始めたところです。
求人広告にもありました「業務の改革改善」にも積極的に提案できる人材となれるよう、御社の一員として、さらに成長を目指していきたいと思っております。

20代はここがポイント

20代が陥りやすいのが、アルバイトでの経験や自分の長所・短所といった、新卒採用と同じような自己PRに終始してしまうこと。
中途採用の選考基準は新卒採用とは全く別モノ。
これまでのキャリアと関連付けた自己PRが求められることを再認識しましょう。

30代はここがポイント

経験豊富な30代。過去の成果や実績をアピールする際には、ただ事実を羅列するだけではなく、「なぜその成果をあげることができたのか」という理由を自分の中で整理しておくと、自分の強みがより明確になります。

40代はここがポイント

十分なキャリアはあるけれど、仕事に対するスタンスが固まっていて、新たなチャレンジに踏み出しづらいと考えられがちです。
自己PR欄で順応性があることをアピールするのも、活動の幅を広げるカギの1つです。

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