受付や控え室から勝負は始まっている
面接時のマナー=社会人の常識
面接は応募先に自分を売り込む最大のチャンス!
企業が求める能力とのマッチングや貢献力、経験、人柄をアピールするのはもちろんですが、その前に大事な鉄則を忘れないこと。
社会人としての常識や言葉づかい、これらすべても評価の対象になります。面接の流れをイメージし、今一度、基本的なマナーを勉強しておきましょう。
時間厳守は当たり前。余裕をもって5分前には到着を
面接での遅刻は厳禁。ただし、電車の遅延などやむを得ぬ事情の際は、間に合わないとわかった時点で必ず電話連絡を入れておくこと。
また、訪問先へは面接時間の5分前には到着しておくのがマナーです。周辺地図や交通経路、所要時間はインターネットなどであらかじめ調べておきましょう。
受付ではココがチェックされる!
・ネクタイや髪の乱れ、靴の汚れなど、身だしなみは大丈夫か?
・約束の時間を守れているか?
・訪問の趣旨、担当者の名前がきちんと言えているか?
・近くにいる社員にはちゃんとあいさつをしたか?
・面接後、帰り際に会釈やあいさつがあったか?
控え室での喫煙はガマン。携帯電話もOFFが常識
面接を待つ間の様子も終始チェックされています。控え室で喫煙したり、雑誌や新聞を読むのは慎むべき。
ここでは訪問先企業の資料に目を通したり、想定される質問の答えを頭の中で確認しておくなど静かに過ごすこと。
また、待機中も面接中と同じ。もしも飲み物を用意されたら、「恐れ入ります」のひと言を。
控え室ではココがチェックされる!
・出入り口近くの下座に着席したか?
・鞄をテーブルの上に置いたりしていないか?
・携帯電話で話したり、ほかの面接者と騒いでいないか?
・タバコを吸ったりしていないか?
・貧乏揺すりなどしていないか?
入退室のあいさつはしっかりキメよう。面接中は背筋を伸ばして
ノックは軽く2~3回。「どうぞ」の声で初めて入室し、面接官のほうを見て一礼。椅子の脇に立ったら明るい声で「よろしくお願いします」とさらに一礼を。
着席は「どうぞ」と促されてから。着席後はほどよく背筋を伸ばして、手は軽く膝の上に。視線は面接官の胸元あたりに向けるのが自然です。
面接が終了したら、椅子の脇に立って「どうもありがとうございました」と一礼しましょう。出入口で再び一礼し、静かにドアを開け閉めすればOK。
面接中はココがチェックされる!
・ノックをしてから入室したか?
・すすめられてから着席したか?
・あいさつや話すときにはハキハキしているか?
・背中を丸めていたり、足を組んでいないか?
・面接官の目をしっかりと見て話しているか?
・話しながら髪をいじったり、鼻をさわったりしていないか?