面接は企業のことを知るチャンス
受付がわかりやすい場所にあるか?
企業の中には、総合受付がどこにあるのかわかりづらいところもあります。経験上、こういう企業は、お客様に対する姿勢に疑問を感じるケースが多いようです。
お客様に対する姿勢ができていないということは、すなわち社員に対する姿勢にも通じます。注意したほうがよいでしょう。
帰宅時の社員の表情を見る、会話を聞く
帰宅時間に会社から出てくる社員の表情をチェック! もし聞けるなら会話の内容に耳を傾けてみることもおすすめ。もちろん、多少疲れている分は差し引くとして、眼に輝きがあり、ハツラツとした雰囲気があるか?
帰宅時の社員の表情には、企業全体の雰囲気が凝縮されているものです。元気に会話を交わしている社員が多い企業は、企業自体活気があると言えます。
一方、会社や同僚の悪口を言っているシーンが多く見られるようなら要注意。
豪華すぎるオフィスは要注意
業績がそれほどいいというわけでもないのに、受付や応接室の設備、オフィスの什器類にお金をかけすぎている企業も注意したほうがよいでしょう。
こうした目につくところばかりに気を遣っている企業は、経営陣の姿勢自体が疑わしいとも言えます。業績とオフィス環境のバランスがとれているかどうかチェックしてください。
商品が見えてこない企業も考えもの
一部のコンサルティング、技術系企業は別にして、受付にはその企業が手掛ける製品やサービスに関連したサンプルやパンフレットがディスプレイされているケースが多いもの。
こうしたディスプレイが何もなく、実態が見えてこない企業は、顧客への対応姿勢に疑問が残るので注意が必要です。
役員の人事異動が多いか?
社長個人の営業手腕だけでなく、組織として機能しているかどうかを見極めるためには、役員の入れ替わり状況をチェック。
もしも、頻繁に役員が入れ替わっているようなら、内部がギクシャクしていることも考えられます。そういう企業は、一般社員にとっても居心地がいいとは言えないでしょう。
企業ホームページは充実しているか?
伸びている企業は、それだけ外部に対してさまざまな情報を発信していく必要があるため、ホームページには企業の資金力と顧客姿勢が如実に表れています。
同業他社と比べて、取引先や消費者、求人採用への応募者に対する情報提供が明らかに不十分な企業は、資金力や企業姿勢に問題があるかもしれません。
明るさ、活気のある企業を選ぼう
どの企業にも言えることですが、やはり受付に入った瞬間に活気が感じられる企業は期待できるケースが多いものです。
販売主体の企業は特にそうですが、開発・技術系の企業であっても、社員同士の活発なやりとりが垣間見られる企業は、風通しもよく、社員がのびのびと働いているとみてよいでしょう。