退職時の事務手続き
会社に返却するもの、会社から受け取るもの
退職時に会社に返却するものは、意外とたくさんあります。次の3つにあてはまるものは、基本的に会社に返却しなくてはいけません。
・会社から貸与されたもの
・社員であることを証明するもの
・社費で購入したもの
また、会社から受け取るものは、今後の転職活動や失業生活時に必要となるものも多いので、受け取り忘れがないか必ず確認しておきましょう。
会社への返却物チェックシート
・身分証明書・社章
・印鑑
・名刺(自分の名刺および取引先の名刺)
・健康保険証
・通勤定期券
・貸与された文具、備品、書籍、パソコンなど
(私用のパソコンを使用していた場合はデータを返却または消去)
・業務で使用した書類、制作物など
・制服
会社からの受領物チェックシート
・雇用保険被保険者証
・年金手帳
・源泉徴収票
・離職票(転職先がすでに決まっている場合には必要ない)
※ 離職票、源泉徴収票は退職後の発行になる。
具体的な発行日を確認し、自宅に郵送してもらうようお願いしておこう。
社内融資やローンは一括返済が原則
社内融資やローンが未完済の場合、退職時には一括返済が原則。退職金で完済できればよいですが、金額の大きな住宅融資など、土壇場で青ざめるなんてことにならないよう、事前にしっかりと調べておくことを忘れずに。
提携金融機関のローンに会社が利子を補填するタイプ
その金融機関に相談し、引き落とし額変更の手続きを行います。
会社からの直接融資のタイプ
新たに金融機関からの借り入れが可能かどうかを確認します。
財形住宅貯蓄
解約が基本ですが、転職先の財形制度を利用して継続できる場合もあります。
退職前に規約を確認すること。