30代はここがポイント!(円満退職する)
担当してきた業務関連の情報は慎重に扱う
30代の転職者が気をつけたいのは、慰留や引き止め工作だけではありません。問題になりがちなのが同業他社への転職です。企業によっては、雇用契約の中に「退職後も一定期間は同業種の業務に就かない」など“競合禁止義務”の特例を設けていることもあります。
同業種の企業は横のつながりもあるので、悪い評判が立てば、転職先でのキャリアにも影響をおよぼすことも考えられます。特に情報の持ち出しはトラブルの原因になりがち。業務関連の書類やパソコン内のデータなどはくれぐれも慎重に取り扱い、きちんと整理して上司に引き渡すようにしてください。
こんなことにも気を配りましょう。
・取引先の名刺ファイルも会社に返却。コピーも避けるのが原則
・取引先への退職の通知やあいさつも、上司の許可を得て行う
トラブルがあると、退職に伴う書類の整備や手続きのほか、入社日の調整などに支障をきたすこともあります。
転職活動をスムーズに運ぶためにも、上司と相談して余裕ある退職日を設定する、ときには早出や残業をしても担当業務にくぎりをつけ、引き継ぎ準備をしておくなど、円満退職の計画を立てましょう。