何歳くらいまでなら転職しやすい？
転職希望者の方からよくある質問として「転職って何歳くらいまでできる？転職しやすいものなの？」というような内容を頂く場合があります。極端な話にはなりますが、「何歳であっても転職はできる」というのが究極の回答となるものの、ここでは転職市場の動向から一般的な目安ラインについてご説明していきたいと思います。
転職市場の動向から見た、転職しやすい年齢ラインとは？
求人情報サイトに掲載されている求人広告や、人材紹介会社に集まる求人依頼の動向から見た場合、一般的には25歳～35歳程度の人材を想定したと思われる求人が最も多くなっています。
現在は厚生労働省から採用募集における年齢制限の禁止が義務化されていることもあり、企業としても年齢を縛った形での採用募集は行わないようになっていますが、採用募集を行なっている職種、業務の中身、求められる採用要件などから鑑みると、25歳～35歳程度の人材を想定しているというような意味で記載しています。
社会人経験3年以上～30代中盤までのキャリアが勝負どころになる
採用募集を行なっている企業側も意識としては、中途採用であれば最低でも社会人経験が3年以上（特定の企業で継続して3年以上同じ業務に携わっている）というのが若年層の中途採用における1つの目安にはなるでしょう。また20代後半～30代中盤にかけてプレイヤーとしての仕事だけでなく、マネジメントやより専門性の高い仕事に携わった経験があるかどうか、ここが1つの採用募集の目安にはなっていると思います。
社会に出てもっとも成長する時期、積極的に仕事を覚えて進めていく時期にどのような経験を積んできたのか、そこを企業は見る傾向にあると言えるでしょう。
30代後半～40代の転職は「結果」を求められる傾向にある
30代後半～40代の方ももちろんたくさん転職を成功させている訳ですが、25歳～35歳程度までの募集件数と比較すると件数自体はやや減る傾向にあります。
30代後半～40代の転職は一般的な求人広告での掲載というよりは人材紹介会社を通じて転職、またはヘッドハンティング会社を通じての転職、知人や取引先企業からの紹介による転職というようなケースが増えてくる傾向はあると思います。
転職・求人情報サイトの場合は「スカウトメール」でのオファーが意外と多い
近年は転職・求人情報サイトも「リクナビNEXT」や「＠type」などのように、企業からスカウトメールが届く仕組みになっている所が多くあります。企業もこのスカウトメールの仕組みは積極的に活用しており、こちらに関しては若手からミドルマネジメント層、そして30代後半～40代の転職希望者も活発にスカウトを受けている状況です。
特に30代後半～40代の転職希望者の方であれば、自ら求人情報を探して応募するという方法だけでなく、企業に自らのプロフィールを公開して、スカウトを待つという方法は有効だと思います。
