転職サイトの求人情報はどこも同じ?違う?
世の中にはたくさんの転職・求人情報サイトが存在していますが、その違いというのは一般的にはなかなかわかりずらいものです。どこの転職・求人情報サイトでも大して掲載されている企業、求人情報は変わらないのではないか?とお考えの方も多いと思いますので、ここではその疑問に関してお答えしていきたいと思います。
国内にはリクルートなどの国内大手企業が運営する転職・求人情報サイトもあれば、ベンチャー企業が運営する新興の転職・求人情報サイトまで業界や職種などに応じて実にたくさんのサイトが存在しているのが現状です。それぞれに特長、メリットを打ち出しているサイトも多くなっていますが、肝心の企業、募集職種の掲載数についても同じという訳ではなく、サイトごとに状況が異なるというのが現状です。
転職・求人情報サイトを運営する企業は日々中途採用を行なっている企業に対して営業活動を行い、自らの運営する転職・求人情報サイトへ掲載を行なってもらえるように努力をしています。当然ながらリクルートが運営するリクナビNEXTなどであれば国内最大級の規模ということもあって企業へ営業活動を行うスタッフの人数も多くなっています。
ベンチャー企業が運営する転職・求人情報サイトの場合は業界や職種を特化してしまうことで特定の分野だけに絞り込んで営業活動を行い、リクルートなどの運営する転職・求人情報サイトに太刀打ちしようと努力しているところも多くなっています。または一部のベンチャー企業などの転職・求人情報サイトの場合はリクルートなど大手転職・求人情報サイトに対して営業活動を行い、求人情報を借りてきて自らのサイトへ掲載しているというケースもあります。
採用活動を行う企業側の視点で見た場合、やはり採用予算に対して最も効率的に貢献してくれる転職・求人サイトが最も大事であり、結果的に求人情報の掲載依頼へとつながっていきます。自社が募集したい人材をスピーディーに無駄なく募ってくれる、そんな転職・求人情報サイトに対して掲載を行なっていきたいというのが企業の人事担当者の本音です。
そのため結果的に言うと転職・求人情報サイトごとに掲載する企業、職種も大きく異なってきます。これは各転職・求人情報サイトの内容をじっくりと見ていくとよくわかることではありますが、どこも同じという訳ではありません。企業側も限られた採用予算の中で採用活動を行うため、1サイト、多くても2~3サイトに掲載を行いながら選考、採用を進めているケースが多くなっています。
このような状況から、転職活動をこれから行うという方の場合は、1つの転職・求人情報サイトに登録しておけば大丈夫という訳ではありません。掲載企業、職種などが異なるため、複数の転職・求人情報サイトを同時に活用しながら、自分の経験や希望条件に叶った企業、職種を見つけていく必要があります。転職・求人情報サイトの運営者も日々営業活動を行いながら、1つずつ求人情報を確保し、掲載しているという点を知っておき、柔軟に複数の転職サイトを比較検討しながら使いこなすことをお薦めします。