転職時のトラブル
転職活動で起こりがちなトラブルと言えば、今勤めている会社を辞める時に起こるトラブルです。
次の勤め先が決まって会社を辞めるにしろ、次が決まってないけれども会社を辞めるにしろ、今勤めている会社を辞める時には「立つ鳥跡を濁さず」の精神を心がけるようにしましょう。
会社を辞めるという話をした時は、上司や人事の人は必ず理由を聞いてきます。その時に何もかもぶちまけてしまうのは賢くありません。人の口に戸は立てられないもの。必ず噂になって、残りの勤務日が過ごしにくいものになってしまいます。正直に理由を言ってしまいたい衝動にかられても、ぐっと我慢をして「家庭の事情」や「会社を出て外でチャレンジしたいことが見つかった」など、今勤めている会社を否定しない退職理由を伝えるようにしましょう。
同じように、引き継ぎなどの関係で、上司や人事だけでなく同僚にも会社を辞めるということが伝わる時にも、「立つ鳥跡を濁さず」の精神を貫くようにしましょう。同僚は、もっと個人的にどうして会社を辞めるのかを聞いてくると思います。そこでも、「家庭の事情」や「外部でチャレンジしたいことがある」や、「まだバタバタしているので落ち着いたら報告する」などと、本音は隠してそれらしい事を言うのに留めておいたほうが良いです。会社に残る人は、今まで同僚だった人の進退に興味津々です。ですが、色々聞いてくるのは決して心配してくれているからではなく、単なる好奇心くらいなので、まともに対応してしまうとその話がうわさ話となって後々トラブルにもなりかねません。
会社を辞める時は、本当の理由を言わず大人の理由を伝えることがトラブル回避のセオリーです。